ホビーショーレポート（２）

前回に引き続き日本ホビーショーレポート
今度こそ『現代日本豆本作家展』のお話です

まずブースの壁一面を使って
52人の現代豆本作家の作品を展示する
コーナーがありました。

114×150×113のコレクションボックスに
展示された色も大きさも形もとりどりの豆本たちは
とってもキュートだったんですけれども、わたくし、
溶接と老眼鏡に夢中で、写真撮り損ねました。

このコレクションボックスは出品者が
持ち帰っていいとのこと
しめしめ、これから家の中で展示するぞ～（*^_^*）

それでは、当日の戦利品をご紹介いたします

１）けろんた工房『長靴をはいたかえる』

ちっさい！！！
これ、カレースプーンじゃなくて、ティースプーンですよ！
なのに、背表紙がある、ちゃんとハードカバーで
しかも花布までっ！

きっと、仮暮らしの小人さんと契約して
手伝ってもらっているに違いないっ
というくらいの精密さ。すばらしい！

作家ご本人は、作品の雰囲気そのままの和やかな方。
ブログでご紹介してもいいですかと声をかけたら、
「けろんた君本体も撮影しますか？」と

あら、そっくり（*^_^*）
このかえるくんが、自分探しをするビルドゥングスロマンです
けろんた工房さん、ありがとうございます！

２）よしのちほ『ついのべ　くれよん』

もはや伝説のクレヨン豆本です。
ようやくゲットしましたよ（*^_^*）

箱を開けるというアクションがすでに楽しい
中の折本の色と形が楽しい。
そして、綴られた短い物語でじんわり。
三段構えで手に取る人を楽しませる豆本です

箱のタイトルは消しゴムハンコかな？
おお、豆だ豆だ
これが日本豆本協会の会員証の
プロトタイプだろうか（*^_^*）

中の物語はいずれも微妙な恋心を描いており
雉虎堂は三百万年かかっても書けないカンジの
甘酸っぱいお話が多いです

恋をしている人、恋をなくした人
恋ってなんだっけそれおいしい？っていうヒト
みなさんにおススメです（*^ｍ^*）

次回、ホビーショーレポート（３）は
版画豆本の巨匠「山猫や」特集です！

コメント 14

拙者も早く、豆本ならぬフツーの自家製本を作って発表せねばならぬ時が来たようじゃ・・・
あぁ、刺激されちゃうなぁ。
Bildungsromanとは教養小説という奴でせうか？
by アヨアン・イゴカー (2011-05-08 11:19) 

けろんた君が可愛いわーーー♡
それにしても小さい小さい豆本、ほんとに小人さんと契約してるんじゃｗ
くれよんの本、読んでみたいですね。
by koume (2011-05-08 11:34) 

豆本は、中身も充実しているんですね。
ああ、、やっぱりルーペが必要だわ。
くれよん豆本も、素敵ですね。
by nachic (2011-05-08 16:01) 

いろいろとあり面白いですね
どれも個性の塊です
by COLE (2011-05-08 19:56) 

個性豊かですね(^▽^)
by green_blue_sky (2011-05-08 20:37) 

わ～！これはみたい！みたいですぅ～。
うぉ～。沈んだ気持ちもテンション上がりましたですぅ～。

豆本ってただの小さい本じゃないところがいいですよね。
もっとも、この奥深さを教えてくださったのは雉虎堂さんですが……。
ありがとうございます。
続きも楽しみにしてます！！
by 藤丸 (2011-05-08 20:45) 

素敵な豆本ですね　手にとって読みたいです。
by やよい (2011-05-08 23:09) 

豆本の定義について悩んでしましました。規約にはあるのでしょうか？
矢をつがえると短くなって、曲げると豊かになり、ページを繰ると頭になる？
雉虎堂の豆本たち、やがて古典となる予感です＾＾
by montblanc (2011-05-09 02:36) 

クレヨンの形の豆本！
どれも、これもワクワクしますね〜＾＾楽しい☆
by ikuko (2011-05-09 23:06) 

カエルちゃんのカバンもいいなぁ。　ヒヨコちゃんが顔出してて。
３色クレヨン・・・１２色とか２４色とか揃えたくなりますね～。　素敵♪
by Inatimy (2011-05-10 15:58) 

可愛い豆本がいーっぱいだったのね〜！(^^)
by さぼてん (2011-05-11 13:12) 

けろんた工房です。
ホビーショーではお世話になりました！
豆本も「けろんた」も、とってもキレイに載せていただき、
どうもありがとうございます！
うれしいです〜♪　(#^.^#)
ちなみにヒヨコは「ぴよまる」といいます。
ぴよまるの豆本も作りたいのですが、お話がまったく浮かばず。。
○|￣|＿


by けろんた工房 (2011-05-12 18:54) 

アヨアン・イゴカーさま

本文、活字、表紙など
内容と合わせて本に装いをこらすのは
楽しいですよ)^o^(

ビルドゥングスロマンって
青年が大人になっていく過程を
描く小説だと思ってました(^^ゞ

koumeさま

かわいいでしょう。
なんだかセサミストリートの
キャラクターみたいですよね♡

nachicさま

クレヨン、24色とかあったら
いいのになあ(*^。^*)

COLEさま

本でありながら
その形状が融通無碍なところが
豆本の面白いところです(^_^)


green_blue_skyさま

はい。個性豊かです。
作家さんは、
豆本のイメージそのままの方もいますし
意外や意外といったかたもいます。
こちらも個性豊かです。(*^_^*)

藤丸さま

内容と形状のマッチングや
形状の意外性、デザイン性
小ささそのものなど
見せどころの多い表現形態だと
思います
が、雉虎堂はその辺
まったく活かせてないです(￣▽￣)ノ＿彡☆

やよいさま

この2点は手に取ると
自然に口元がほころびます(*^_^*)

montblancさま

一応、手のひらに乗るのが
最低条件見たいですね
古典は無理ですぅ
でも記録より記憶に残る
豆本をめざしまっす？)^o^(

ikukoさま

ピアノの形で鍵盤が本になってるのとか
ホットケーキの形で中に折り本がはいっているのとか
ブックマッチの形とか
本当に多彩なんですよ(^_^)

さぼてんさま

お久しぶりです～
そのうちまたどこかのイベントで
お会いしたいですね～♪

けろんた工房さま

コメントありがとうございます。
ご覧のとおり、けろんたくん
大人気ですよ～(*^_^*)
by 雉虎堂 (2011-05-14 15:08) 

わわっ、ご紹介ありがとうございます！
少しずつしか作れないため「本当にそんなもの存在するのか」的な意味で伝説の豆本になりそうなくれよんです(汗　
今回は販売無しで残念でしたが、「てづくり豆本展」での雉虎堂さんの新作、楽しみにしています♪

by よしのちほ (2011-05-20 16:40)