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竹尾見本帖探検+『造本解剖図鑑』+ブックデザイン [製本・製本キット・道具]
豆本ワールド(?)に入り込んでから、あちこちで目にするようになった
「竹尾」という名前、どうやら神田にある紙の専門店らしい、ということで
先日探検に行ってきました!
竹尾見本帖本店http://www.takeo.co.jp/site/shop/central/index.html
第一印象は「実験室」。ガラス張りの広い店内は壁面も床も真っ白
そこにずらっと白い棚が並んでいて、無数の紙のサンプルが置かれています。
さまざまな色、厚み、質感の紙を、目で見て触って確認できるのが素敵です。
欲しい紙のサンプルをカウンターに持って行って枚数を伝えると
店員さんが白い壁面の引き出しから該当する紙を出してきてくれる、という仕組み
柄や模様のあるものは少なく、無地の紙が圧倒的に多いのですが
一言に無地といってもいろいろな表情があるものだと感心いたしました。
豆本にすることを考えオーソドックスなものを中心に数枚購入
私が買ったものは一番高いものでもA4で50円しなかったのですが、
主人には「もやしが一袋買えるじゃない」と言われてしまいました(-_-)
たしかにファンシーペーパーは夕飯のおかずにはならないけれど
こんなに幸せな気持ちになれるんだから イイジャナイカ( ^o^)
後日、こんな本を見つけました
ミルキィ・イソベ監修『紙から読み解く本づくりの極意 造本解剖図鑑』
私が「ブックデザイン」なるものを最初に意識したのは
笙野頼子さんの『タイムスリップコンビナート』でした。
この写真では分かりにくいですが、カバーの紙は
きらびきというのでしょうか、光をキラキラ反射します
当時文芸書(しかも芥川賞受賞作)でこんなにキラキラした表紙は
珍しかったはず。これは一体だれが?ということで興味を持ち
そこで「ミルキィ イソベ」さんという装幀家を知ったのです
そのミルキィさんが監修する『造本解剖図鑑』は、その名の通り紙の図鑑のような本です
本のなかで、多彩な紙がどのような理由で選ばれ
どんな効果をあげているのかが詳しく解説されています
中には竹尾の紙を使用したものもあり、なんだか嬉しくなりました
モノづくりの現場の臨場感にあふれたこの本、
巻末には少数ながら用紙見本が綴じ込まれていて、
自分でその紙に触りながら、解説を読むことができます。オススメデス\(^^)/
豆本からは話がそれますが、装幀つながりで最近読んだ本のことも
サイモン・シン『ビックバン宇宙論』新潮社
私たち夫婦はサイエンスライターのサイモン・シンの大ファンです
この本についてもいくらでも熱く語れるのですが、それはちょっと置いておいて
宇宙空間にふわりと浮かぶ皮装幀の本。内容としっかりマッチしていながら
上下巻色違いでさりげなく自己主張もする素敵なデザインだなと思い
デザイナーを確認したら「装幀 吉田篤弘 吉田浩美」の文字が
あ、クラフト・エヴィング商會だ!!(^o^)
大好きな本を大好きなアーティストの装幀で読めるなんて
ダブルで幸せ(*^_^*)です!
竹尾、なつかしいです。
昔、出版社には必ず竹尾の見本帳があったもんです。
今は紙を吟味して作るという単行本がほとんどなくなりましたから、
とんと目にしなくなりましたねぇ~
by cjlewis (2009-11-24 14:28)
「竹尾」は行ったことないのですが、近くのホームセンターの
クラフト館で グリーティングカード用の紙を買いました。
色、柄、厚さ、大きさ、などを考えながら見て廻るのは楽しいですね。
1枚50円とか 63円とか・・・・でも 夢が広がります。
by やよい (2009-11-24 17:21)
cjlewis様
コメントありがとうございます(^^
業界では有名なんですね(ё_ё;)
今思えば見本帖本店の前は何度か
横切っているはずなのですが
豆本を作り始めるまではまったくノーチェックでした
by 雉虎印刷 (2009-11-24 17:28)
やよい様
この季節、クリスマスっぽいラッピングが
お店に並んでわくわくしますよね♪
by 雉虎印刷 (2009-11-24 17:29)
一口に紙と言ってもたくさんの種類、厚み、質があるのですね。
大きな文具屋さん、東急ハンズなどへ行くとカード用の紙が
ベネトンのように並んでいますね(^^
これからクリスマスカードや年賀状と紙と触れ合う季節ですね。
創作意欲を掻き立てられる紙と出会える幸せ♪見つけてください。
もやし1袋分の幸せなら・・・許してくれますよ(^^
by marimo (2009-11-24 18:05)
marimo様
そうです、ベネトンのように
あるいは、ユニクロのように(^^
おんなじ形のものが色違いで
ずら~っと並んでるのって
視覚的にとっても楽しいですよね♪
by 雉虎印刷 (2009-11-24 19:17)
紙、いろいろなものがありますね。
神田に・・・今に行ったら見てみます。
日射しがあると、ねこたちは気持ちよく日向ぼっこをします~
by green_blue_sky (2009-11-24 19:22)
green_blue_sky様
一番上の写真、あまり発色がよくないのですが
猫社長(キジトラ)が広げた紙の上に乗りたがって
タイヘンだったので急いで撮影したのです
なんで猫は広げた紙の上に乗りたがるんでしょう(;一_一)
by 雉虎印刷 (2009-11-24 19:33)
クラフト・エヴィング商會、ミルキィ イソベさん、私も好きです!
私も、紙は大好きです♪
時々行くのは、青山見本帖というお店です。
先日は、小津和紙博物館に行ってきました。
http://www.ozuwashi.net/index.php
sur-murs(スールミュール)というお店は、マーブル紙が豊富です。
http://www.sur-murs.com/
by 高田美苗 (2009-11-25 03:50)
高田様
(ё_ё;)
貴重な情報ありがとうございます!!
スールミュール、素敵ですね(´∀`)ウットリ
高級マーブルしに見合うような
豆本が作れるようになるといいなあ~
by 雉虎印刷 (2009-11-25 07:37)
紙、好きです。
こういうとこ行くと、長〜い時間、悩みそうだな。
by nachic (2009-11-25 23:43)
nachic様
コメントありがとうございます(^^
紙専門店、
色を選んだり手触りを楽しんだりしているうちに
30分くらいはあっという間に過ぎて行きました♪
by 雉虎印刷 (2009-11-26 06:58)