ジャンピング地蔵 [その他]
このたびの大災害で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
雉虎堂は、猫社長、社員1号2号、みな無事です。
ブログの最終更新日が2月ということに気付いてギョッとしました
地震とは関係なく、たんに更新サボっていただけです。
このたびの大災害を受けて、今心がけているのは
「全力でフツーに暮らす!」
わたしの場合、「被災地のために何かしたい!」とかいって
特別なことをすると、余計にご迷惑をかけそうな気がする
しばらくは、復興を祈りながら節電と内需拡大に努めます
現在、定番商品の量産中です
切って折って縫って貼ってというルーチンワークは
普段はうんざりですが、こういうときは心が落ち着きます
桜が咲くころには、新作にも取り掛かりたい
プレス地蔵、11日の地震で棚の上から落ち、
光背の先端が欠けてしまいました。
でも、相変わらず穏やかなお顔で今日もプレス中です
地蔵を見習い、来週も一週間、
全力でフツーに過ごそうと思います。
分かったこと+お知らせ [その他]
1)分かったこと
前記事で、私がミュージカル”キャッツ”のナンバー
「メモリー」だと思っていた歌ですが、
iPhoneの鼻歌検索アプリ(?)で正体が分かりました。
The Way We Were(邦題「追憶」)のテーマです
冒頭の歌詞が
Memories,(思い出は)
Light the corners of my mind(心の隅々を照らす)
だったせいで起こった混乱のようです(^^ゞ
それにしても私この映画見たことないよ(-。-)?
出所はきっと実家の母。彼女は確か
ロバート・レッドフォードが好きだったはず
母が歌っていたのを聞き覚えたに違いない!
そう思って、さっそく電話をしてみました。
母曰く「映画は見たことあると思うけれども
どんな話だったか全く思い出せない!」とのこと。
『メモリー』の記憶はございません
というオチでした(^^ゞ
2)お知らせ
4月、ビックサイトで開催される日本ホビーショーの一角で
現代日本豆本作家展が行われます。
雉虎堂もこちらにこっそりと参入しております。
で、こちらそのチラシを加工中の写真です。
このチラシ、ちょっと手を加えるとこんな可愛い
豆本になるのです。
中は豆本の写真がズラリ。
あ、雉虎堂のくま専務がうつってますね(^-^)
なんと、背表紙もきっちりあるんですよ!
カフェや雑貨屋さんなどいつもお願いしているところに配るのに
サンプルとして一つ組み立てたものをつけました。
これ、本当によく考えられているんですよ。
一枚の紙を立体物にする工夫、すごいなあと思いました。(^-^)
for M(桃色の研究) [雉虎堂豆本]
外箱は義理の両親から主人のお誕生日プレゼントにもらった
ボールペンの箱を改造したのですが、金のマスキングテープで
ゴージャスにしようと思ったら、サージカルテープみたいだし
白い箔押し文字は修正ペンで書いたみたいだしで
残念な結果に。つくづく、ゴージャスと縁のない私です。
とにかくフェミニンで一緒にいるだけで
温かい気持ちになる方だったので、そういうイメージで
これでもかというくらいに様々なピンク色を使いました。
一冊目は角背上製本の写真集。花柄のクロス装幀で金文字タイトル。
オフィスの風景などを撮影した私のボケボケ写真に
ミュージカルキャッツのナンバー『メモリー』の歌詞をそえたもの
制作中、私の鼻歌をききつけた主人から
「それは『メモリー』のメロディじゃない!」と指摘されびっくり!
そんな馬鹿なと動画を検索して確認してみたら、あ、ほんとだ(ё_ё;)
私が思っていたメモリーと違う曲。まさにメモリー違い(^^ゞ
じゃあ、私が『メモリー』だと思っていた曲は何なんでしょ
みなさんお分かりになりますか?ちょっと歌ってみますね。
ふーんふふーん、ふふふんふふふふん♪
二種類のピンクの見返し、白いスピン、本文の文字の色もピンクです
二冊目は職場の同僚書き下ろしの童話。
こちらは本文紙にピンクのコピー用紙を採用。ところがこれが
インクジェットプリンタと相性がとっても悪くて大変な思いをしました。
フランス装としては邪道なんでしょうけれども、
ジャケットがばたばたしないようシールで止めています。
見返しは金のラメが入ったワインレッドの紙。
ゴージャスで見返し向きの紙、とても気に入ったのですが、
製造元も紙の名前も分からない(^^ゞ
最後は、これからの人生を自由に描いてくださいという意味を込めて
ミニチュアのスケッチブックを添えたのですが
同僚からは「これは何?」と今一つな反応でした。
表紙はマルマンのスケッチブックのコピー
結構うまくできたと思ったんだけどな~(^^ゞ
普段洋服などではあまり華やかな色を着ないのですが、
今回はピンクを心行くまで楽しむことができました。
そんなにいらない [その他]
ついに、ついに本の手帳特別付録豆本の
作成が終わりました~\(^o^)/バンザイ!!
これを限定五十部プラスアルファ作ったんだよなあ。
最後の一冊にサインと印をおして
袋にしまってシールをしたときの感慨深さ(-。-)シミジミ
明けない夜はない、止まない雨はない
終わらない豆仕事はない!!ですね
自分用に作った数冊のうちから一冊ずつ、
応援してくれた母と義理の母に送りました。
ちょうどバレンタインデーだったので、
お菓子つきです。(^-^)
ここに至るまでにはさまざまな困難や
失敗や失敗や失敗がありましたが
『にゃん藝春秋』 『電話考』『デカメロン』
の三冊に共通でやった一番多い失敗
それは「表紙と本文を逆につける」です
表紙付けは、工程の終盤なのでこれはイタイ(>_<)
栞先生のところに納品に行った折に、
上下逆さに表紙がついたのを一冊持って行って
「製本教室に来る生徒さんに、
こういう間違いはしないようにっていう
悪いお手本に使ってください」って渡したら
「先日もおんなじこと言って
一つ置いていったわよ」
う~ん、失敗を忘れるから、成長しないんじゃないのかな。
「悪いお手本は、そんなには、いらない」と猫社長。
はい、気をつけます(^^ゞ
ちなみに、上下逆が発覚したにゃん藝春秋を
先生はヘラ一本で表紙をはがし、
再び貼り直して見事に再生!
すごい職人技でした(ё_ё;)
さて、これでいよいよ新作に取り掛かれるぞ~
え、4月に試験?ん~( ̄ー ̄)聞こえないなあ
猫広告批評 [雉虎堂豆本]
その中の一冊『猫藝春秋(にゃんげいしゅんじゅう)』
この豆本が誕生するプロセスは
去年の8月にレポートしました。
感想は「広告が多いなあ……」でした。
そんなわけで、『猫藝春秋』にもいくつか広告が入っています。
今回はこちらを特集します!
題して『猫藝春秋広告コンペティション!』
ここは、おもて表紙の裏面、出版業界では「表2」と呼ぶところ
すごく目立つし、きっと広告掲載料もお高いんでしょうね(^^ゞ
せっかくのカラーページなのだから、もう少し色数使えばいいのにな
エントリーナンバー2:化粧品メーカーNYARAN(右)
おフランスの化粧品メーカーのもじりのつもりが
猫を起用したCMが大人気の旅行雑誌と同じになってしまいました。
フォトショップで猫社長の顔にお化粧するのが楽しかったです♪
エントリーナンバー3:スターニャックスコーヒー(左)
絵心があれば、あの特徴的な緑のロゴの女性像のところを
にゃんこにしたんだけどなあ~(;一_一)
エントリーナンバー4:雉虎法律事務所(右)
地下鉄の中で、こういう法律事務所の広告と
消費者金融の広告が隣り合わせに貼ってあったりすると
微妙な気分になります(ё_ё;)
エントリーナンバー5:雑誌『Nan Nan』
モデルになった雑誌のタイトル文字は
雑誌創始者の方のデザインだそうですが
とても特徴的な洗練された字体で、
パソコンのフォントではまねできませんでした(T_T)
エントリーナンバー6:ワインメーカーNyarcian(右)
猫社長のおなかに乗っているのは、
実はのむお酢の瓶なんです。
ブルーベリーとグレープフルーツ
いっとき飲む酢に凝っていたんです(^^)
エントリーナンバー7:栄養ドリンクCAT☆BULL
昔もっていた携帯に、写真をジュース缶のように
加工する機能がついていて、それで作った写真を
転用しました♡
エントリーナンバー8:猫材派遣ニャンプスタッフ
これは写真がちょっと失敗(>_<)
もうちょっと上手に猫の手が撮れるとよかったのにな~
以上8枚。猫藝春秋広告大賞はどれでしょうか( ^m^) ?
川の町+靱帯損傷 [雉虎堂豆本]
8月に知人の即興劇の舞台を
豆本にしたてたという記事を書きました記事はこちら
実は5種類作った完成版のレポートがまだだったので
今回はこちらをまとめておきます
私がハードカバー豆本づくりが苦手なのは、
表紙の厚紙(ボール紙)が直角に切り出せないから(^^ゞ
そこで考えた。パソコンで型紙を作って、
それをボール紙に貼りつけて
その通りに切れば、いくら雉虎堂でもまっすぐに
切れるんじゃないだろうか。
この型紙大作戦は大成功。
ハードカバー豆本の敷居がだいぶ低くなりました。
こちらのジャケットはミューズの「クラシコトレス星くずし」
淡い水色の半透明の紙です。
特徴的な表面の白い模様が
「星くずし」の名前の由来なんでしょうけれども
わたしはぱっと見「砂糖がけ煎餅」に
似てるなと思ってしまいました(^^ゞ
普通のトレーシングペーパーより
プリンタとの相性がいいようです
表紙には竹尾の「きらびき」という
光沢のある紙を使っています。
半透明のクラシコトレス越しに
かすかにきらっと光るのがゆかしい感じです。
ただ、きらびきは糊でものすごく伸びるので、
表紙を作るときちょっと手こずりました。
紺は竹尾のビルカラーという表面に布のような凹凸のある
しっとりと落ち着いた色調の紙。それに
光沢のある半透明の帯を巻いています。
この帯に使った紙がなんだかわからない(^^ゞ
きらびきより薄くてかなり透ける紙で
表紙の紺が透けて見えます。
なみなみハサミでカットして川面を表現してみました
水色は竹尾のトラックGA。表面にストライプがあり、
モダンでクールな印象の紙です。
水色のほうの帯はきらびきですね。それとくらべても
紺のほうの帯は光沢感がおとなしめ、なんだろこれ。
タイトル文字はどっちも銀ですが、
紺はつやけし、水色はつやありなんです
つやけし銀はとっても渋いし書きやすくて気に入りました。
背表紙の水滴模様はどっちもちょっと失敗しました(^^ゞ
試作品のときには忘れた花布もきっちりつけたし
今回はなんと栞ひもも入っています(*^_^*)
見返しはいろいろなブルーの紙を折って
本文の最初と最後に綴じつけました。
写真一番右の表紙に糊づけされているのが、レザック
それから青い透ける紙がクロマティコ
左側のしましまのは竹尾のDストライプです
紙って本当に表情豊かですね
そしてこちらはスペシャルバージョン!!
ソネットブログでお近づきになった和紙工芸家TSUYOさんから頂いた
手染めの和紙を見返し紙にあしらいました。
一点ものですよぉ(*^_^*)ゴージャスだわ。
この青が深みのあるとてもいい色。写真に写っていない面には
銀の箔がちりばめてあります。
これは本当にお気に入りで、手元に残そうかとも思ったのですが
注文主も気に入ってくれたので、泣く泣くお嫁に行きました。
苦手克服&『青色の研究』
とても実りの多い作業でした(*^_^*)
理科豆本②+インフルエンザ [豆本コレクション]
インフルエンザにかかってしまいました。
A型です。 薬のおかげで熱は下がりましたが
まだ喉と頭が痛いです(;一_一)
こんな時、癒し効果の高いひんやりした豆本は……
きらら舎の豆本『天氣管』とグッズ2点。
きらら舎の作品は豆本フェスタでもカーニバルでも大人気
その前はなかなか通れないくらいの盛況ぶりでした
「鉱物標本、活字、万華鏡、豆本、理科的アイテム
ちょっと懐かしくて不思議なもの売ってます」
というキャッチコピーのきらら舎ホームページも、
必見です
とうところで、力付きました。寝ます。
皆様もお気を付け下さい(^^ゞ
日本豆本協会設立のお知らせ [その他]
赤井都先生が、アメリカのミニチュアブックソサエティのコンペで
グランプリを受賞された方だととうかがった時
へ~アメリカで~(ё_ё;)とちょっと驚きました
というのも、アメリカといえば、
「でっかいことはいいことだ!HAHAHA!!」
というお国柄だと思っていたので(偏見)
かの国にも
「なにもなにも ちいさきものはみなうつくし」の風情が
分かる方々がいるのだなあとしみじみしたものでございます。
ひるがえって、我が国に、豆本協会がないのはなぜだろう。
あったら、おもしろいのに。
というところから、いろいろ(馬鹿なことを)考え始めました。
…………………………
富士の樹海の最奥部に、豆本三十六房をかまえる日本豆本協会
一の房から十の房までは手製本の基礎基本を体に叩き込み
続く十一の房から二十の房まではパッセカルトンを
二十一から三十までの房では、和本を究める。
最後の五つの房で、何がなされているのか
生きて帰ったものがいないのでつまびらかではない
各房の住持の許しを得たものだけが、次の房に進むことができ
三五の房すべてをクリアしたものは、名誉会員として
三六番目の房に至ることができる。そこにある豆本の
究極奥義を記した「豆の書」を見たものは、以後
念を込めるだけで、理想の豆本が作れるようになるという。
血のにじむような努力の果てに、第5房を通過したものも、
続く「のり判別房」で己にまけて山を降りるという……
……んなわけあらへんがな( ̄▽ ̄)ノ_彡☆
そんなことを猫社長に語らいながら、本の手帳特別版を
作っておりましたら、田中栞先生から連絡が。
「協会、作りますよ」
えっ(゚Д゚;)
樹海の用地買収とかもう終わってるんですか??
というわけで、
私、雉虎堂も協会の手伝いをすることになりました。
もちろん、
上記のような怪しい団体ではなく、(^^ゞ
豆本を愛する人々の穏やか~な交流団体ですよ
詳細は、栞先生のブログをご覧ください。
新春にふさわしい華やかな話題(^^)
今年も日本豆本界にとっての
ビンテージイヤーになりそうな予感です。
明けましておめでとうございます [その他]
みなさま、明けましておめでとうございます。
弊社猫社長から新春のご挨拶を……
と思ったら、猫社長、Sの字で寝正月(^^ゞ
今年も雉虎堂は、ゆるゆると豆本を作ってまいります
どうぞよろしくお願い申し上げます。
<ちょっと面白い話>
先日田中先生のお宅に本の手帳の特装豆本を納品に行った日。
まだ未完成だった豆本を、先生に手伝っていただきながら
最後の仕上げをしていたのです。
手を動かしながらも、いろいろなおしゃべりをしていたのですが
ご子息が『相棒劇場版Ⅱ』を見に行っているというお話になりました。
実は私は『相棒』のファンで、この記事も『相棒元旦スペシャル』を見ながら
書いているのです(^ ^)
そうか~見に行ってるんだ~いいなあ
そうこうするうちに、ご子息が帰宅されました。
先生が「どうだった」と声をかけると、一言
○○が××したよ
うわあ、ネタばれ(^^ゞ
ストーリーよりもキャラ萌えで見ているので
少々のネタばれは平気なのですが
それにしても、見事な要約。たった一言で
映画の核心をほぼ理解しました。
さすが、編集者のご子息ですね(^-^)
<ちょっとうれしい話>
本の手帳9号とおまけの豆本を新婚旅行に持って行かれたかたから
こんな素敵なお写真が届きました
南国の青い海と空の下で誇らしげな『ひらがなのささやき』
ハニームーンのお供なんて、光栄の至りです(^^)
ご無沙汰してました [その他]
ご無沙汰しておりました。
雉虎堂、久しぶりにおめもじいたします( ^^)
前記事で掲載しておりましたmarimoさんのブログ
『だって猫なんだもん』のタルトさん、36日ぶりに
無事、帰還しました\(^◇^)/バンザーイ♪
無事といえば私の2次試験も無事に終了
……いや結果は残念なカンジでして
まあ、次4月にもう一度受験します(^^ゞ
そして本の手帳の特別版付録豆本作製
こちらも限定50部無事納品いたしました。
1セットに4冊入りますので、なんと200冊+アルファ
いやあ、豆本つくったつくった(^^ゞ
ご注文くださった皆様。
乱丁本、落丁本はすぐに御取り換えいたしますので
メールにてご連絡くださいませm(_ _)m
って、もう、乱丁本落丁本が出るのが前提のような(^^ゞ
いや、何度も検品したのですが、なにせ、ほら雉虎堂ですから。
愛する(よそんちの)美猫の失踪、
試験、豆量産とさまざまなことが
重なってはいたのですが、
長くブログ更新出来なかった最大の理由は
猫社長が忘年会で浮かれてこんなありさまだったから……ではなく
パソコンが不調なんです。パソコンというより、マウスなのかな
記事を書き込むところをいくらクリックしても、
カーソルが出てこなくなるという現象がしばしばおこるのです
今も、普通の状態で、マウスポインターが手のひらの形
だから、文字列を選択して色をつけたり字を大きくしたりできません。
この記事を書くのもえらい骨が折れました。
週末は試験の練習、夜は豆仕事で
パソコンをかまうゆとりがなかったのですが
これはもう、いよいよ原因を追究しないといけませんね
今回は文字列が単調ですが、次回までには対策を講じます
\(^◇^)/